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9.272020
【登録団体さん訪問録(4)】さくら市国際交流協会
先々週に引き続き「さくら市国際交流協会」さんが主催する,さくら市日本語教室にお邪魔してきました。私自身(コーディネーター濱口)もボランティア講師として参加しています。
今年度のさくら市日本語教室は,本日が実質初日です。直前まで,わたしたちボランティア講師陣は「どれくらいの人数が集まるだろうか?」と心配していました。しかし蓋を開けると,なんと!15名前後もの生徒が集まってくれました。本当に嬉しかったです。しかも,昨年参加してくれてた生徒たちも,大勢戻ってきてくれました。それはもう,まるで旧友に会えたかのような嬉しさでした。大げさですが「このままずっと日本にいてくれたらなぁ…」といった気持ちにさえなりました。また生徒の中には,ファミリーで日本に住んでおり,ご夫婦とお子さんたちとで参加してくれた方もいました。小さなお子さんがいると楽しい雰囲気が倍増ですね。
クラス前半はちょっと真面目な文法講座です。日本語教師の有資格者がしっかりと教えてくれます。生徒のレベルに合わせたテキストを使い,それに基づいて進めていくという流れです。文法とはいえ,工夫の凝らされた内容で,とても楽しい時間でしたよ。
次いで後半は,生活に密着した日本語を学ぶ時間です。今回は「体調が悪いときに,病院のどの診療科にかかるか?」という内容です。耳鼻咽喉科や胃腸科など病院の診療科名は,難解な日本語がゴロゴロとある難所。しかしそこは私たち講師の腕の見せ所です。担当講師がゲーム形式を取り入れたところ,これが大当たりで,皆さん熱心に取り組んでいました。説明が雑すぎて伝わらないと思いますが,とにかく楽しかったです。
最後に,今回のクラスで何より素晴らしいと感じたのは,生徒とボランティア講師がしっかりとコミュニケーションをとっていたことです。お互いに「もっと話したい!」と感じるくらい,積極的に話し合いながら進めていました。私たちにとってはもちろん,彼らにとっても「心温まる場」になったことと思います。これは本当に大切な事で,日本語教室に課された第二の使命といってもいいくらいのものです。お互いに「また会いたいぁ」という気持ちになってくれていればと期待しています。
さて次回は10/11です。この日本語教室はボランティア講師,生徒共に随時募集しています。開催日など詳細はさくら市国際交流協会にお問い合わせ下さい。