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【登録団体さん訪問録(25)】手話サークルさくら

手話、身近に感じることはありますか?

ドラマで使われる手話を見て、娘がいくつか手話を覚えました。

小学校でも、手話を習う時間が設けられているそうです。

でも、手話でコミュニケーションを取れる人は、滅多にいないのではないでしょうか。

手話でコミュニケーションしている方は、おしゃべりする相手を見つけるのも難しいということ。

手話サークルさくらさんの活動を見させていただいて、私が一番衝撃を受けたことです。

手話サークルさくらさんは、月に2回、当センターで活動されています。

この日は、年が明けて初めて参加の方もいたので、近況報告をしようという回でした。

様々なエピソードが、手話を駆使して取り交わされます。

羽黒山のろうばいの話、道の駅を電車の駅と勘違いしてた話、手話が出てくるドラマの話。

話題は、あちこちに飛び、笑い声があがる、とても楽しいサークルです。

ろう者のメンバーさんに、光でお知らせするよう改造したキッチンタイマーを持ってこられた方がいました。

使い方をみんなで確認。

手話の会話で面白いなと思ったのが、滋賀県が、琵琶を弾く動作で表されること。

琵琶湖からの発想なのでしょう。

ちなみに、栃木県は手のひらの周りをぎざぎざと指でなぞるようです。とちのきの葉で表すんですね。

人差し指で口の端からよだれが垂れる動作は、うらやましい。

ろくろで器を作る動作は、焼き物。

ジェスチャーゲームのようで楽しいのですが、いざ会話をするとなると、その手話を知っているか、知らないか。外国語を学ぶ時と同じで、語彙力が必要です。

生まれたときから手話を使ってきたろう者の方と、スムーズに話すとなると一朝一夕にはいきません。

みなさん、同じように手を動かしながら、会話に出てきた語彙を覚えようとされていました。

話題は聾学校での手話の禁止と口話の指導の話になりました。

ろう者であることを周りに悟られないために、と口話の指導がされていた時期があったのだそうです。

ろう者のため、といいつつ、ろう者の人権を無視するような指導が行われていたことがあったことに、驚きました。

コミュニケーションのツールである手話が禁止されたことも、とても辛かったそうです。

サークルの代表である吉澤先生は、一人でも手話のできる人が増えてほしい、とおっしゃっていました。

興味を持たれた方は、手話サークルさくらに見学に来られてはいかがでしょうか。

市民活動支援センターさくらいふ

〒329-1311
栃木県さくら市氏家1857番地
駐車場あり(建物南側)
tel:028-615-7117
fax:028-615-7973

mail:chodo-e@sakura-casc.jp

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